社内検討用 | Educare × キヨシステム連携 | 2026-07-26

AI先生(学習計画サポート)UIモック
― キヨシステムを入れると、マイページはこうなる ―

キヨさんの学習管理システム(seldy-lms)から学習タスク管理・進捗可視化/AIチャット・AI学習アドバイス・AIレポート/目標・ロードマップの3機能を受け取り、Educare のマイページに組み込んだ場合の画面イメージです。
狙いは、スタディング「公務員 合格フルサポートコース」で担任講師が人力でやっていた学習計画づくりを、AIで大部分まかなうこと
UIは確定デザインではなく、できることを伝えるためのモックです。数値・氏名・単元名はすべて架空のサンプルで、実データではありません。

1. 一言でいうと

「問題が置いてあるサイト」から「今日やることを指示してくれる先生がいるサイト」になる。

いま Educare のマイページにあるのは、講座カード・自治体のお知らせ・試験日カウントダウンです。「で、私は今日なにをすればいいのか」に答える画面が存在しません。キヨさんのシステムはまさにその部分(今日のタスク・目標・ふりかえり・AIチャット)を作り込んであるので、そこを持ってきて、中身のデータだけ Educare の公務員試験データに差し替えるのが今回の構想です。

担任講師が初回面談で作っていた学習計画を、初回20分の診断+5問のカウンセリングでAIが作り、あとは毎週勝手に組み直す。これがコアの体験です。

緑 = キヨさんのシステムから持ってくる部分 青 = Educare が既に持っているデータ・機能 橙 = どちらにも無く、新たに作る部分

以降のモックでも、この3色で「どこから来るのか」を示します。

2. いま Educare のマイページに無いもの(現物確認)

2026-07-26 時点の実装を実際に読んで確認した結果です。

いまのマイページ(現物)
キヨシステム導入後
「今日の次の準備」という枠はあるが、中身は案内リンクだけ。学習タスクの概念が無い
今日やること3件がチェックできるタスクとして並ぶ。所要時間つき
/plan(受験計画)は名前だけで、中身は自治体の日程お知らせ。学習計画はゼロ
/plan本物の学習計画に。今週やる3つ+月別ロードマップ
学習の履歴を振り返る画面が存在しない
56日ヒートマップ・単元別の習熟度・手薄分野の指摘
/ai-sensei(AI先生相談室)はガワだけ実装済みで、中身は未接続
自分の学習状況を覚えているAIとチャットできる
目標・ロードマップという概念が無い
志望先と試験日から逆算した月別マイルストーン
補足:キヨさん側の3機能は「本番で動いている」わけではない

仕様書の記載を確認したところ、AIチャット・AIレビュー系は本番(main)で稼働中ですが、タスク管理・ヒートマップ・目標/ロードマップの新UIは staging のみで、本番未反映です。つまり「動いている実物をそのままもらう」のではなく、本番で鍛えられたAI部分の実装知+未検証のUIを受け取る、という認識が正確です。UIはこちらのQAを通す前提で受け取ります。

3. 画面モック 6枚

① マイページ(ホーム)― 「今日やること」が出る

218 特別区Ⅰ類
2027-05-02

今日やること計画を見る ›

判断推理 / 対応関係 問題集 10問 15分
資料解釈 / 構成比 テキスト+例題 → 問題集 8問 25分
憲法 / 人権の享有主体 問題集 10問(復習) 15分

合計 55分 / 今週の残り 3時間20分

12

連続学習

248

今月の演習

61%

今週の達成

構成比は今週3回目ですね。前回より正答が伸びています。今日は例題を1問見てから問題集に入ると定着しやすいです。
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マイページ / ホーム

担任講師がやっていたこと:面談で決めた計画にそって「今週はここをやってください」と指示する。

AIがやること:週の計画を日単位にほぐして、今日の分だけを出す。終わらなかった分は翌日に繰り越す。

タスク一覧・チェック・連続学習日数のUI 試験日カウントダウン(自治体データ・実装済み) 単元名・問題集への導線(9,916問の問題バンク) 週の計画→今日の分に割る処理
  • タスクはすべて実在の教材にリンクする(「〇〇を勉強する」のような、押しても何も起きない項目を作らない)。
  • 合計時間は本人が申告した使える時間の8割までに抑える。詰め込むと続かないため。
  • できなかった日に否定的な文言を出さない。これは設計上の決めごとにしています。

② 学習計画 ― 担任がつくっていた計画そのもの

担任講師がやっていたこと:初回カウンセリングで、志望先の出題科目・出題数を踏まえて個別の学習計画をつくり、タスク・優先度・スケジュールを設定する。

AIがやること:同じものを、データを根拠にしてつくる。ここが人力より強く出せる唯一のポイントです。

なぜ人の担任より良い計画が出せるのか

担任は受験案内を読んで経験で組み立てます。こちらは95単元それぞれの出題頻度と出題周期(「不定方程式は何年に1回出るか」)を実データで持っているので、「なぜこの順番なのか」を数字で言えます。130自治体の試験日・施策データも本番に入っています。この根拠表示が、AIコーチとしての差別化の核心です。

目標・ロードマップのUI/編集画面 単元の出題頻度・周期(単元マトリクス95単元) 自治体の試験日(130自治体・本番D1) 計画生成エンジン(残日数×使える時間×弱点)
  • 細かい日割りスケジュールをAIに自由に書かせません。候補・時間上限・リンクは機械が決め、AIは理由の言い回しだけ整えます(破綻した計画が出ないようにするため)。
  • AIが失敗しても、機械が作った計画は必ず出ます。
  • 試験日や使える時間を変えると、翌週の計画が自動で小さく(大きく)なります。

今週やる3つ組み直す ›

資料解釈を集中的に 診断で最優先/特別区は毎年4問出題 2.5h
判断推理 対応関係を仕上げる 正答率が7割に届きそう 1.5h
憲法 人権を1周 3週間ふれていません 1h

合計 5時間 / 申告いただいた週の学習時間 6時間15分

合格までのロードマップ

〜 2026年8月

数的処理の型を入れる

判断推理・数的推理の基礎12単元

2026年9月 — 11月

専門科目に着手

憲法・民法・ミクロ経済

2026年12月 — 2027年2月

過去問演習と論文

2027年3月 — 5月

総復習・面接対策

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学習計画 / 今週やる3つ+ロードマップ

③ ふりかえり ― 続けられているかが一目で分かる

学習の記録過去8週間

少ない 多い

分野別のいまの目安

判断推理78%
数的推理62%
文章理解71%
資料解釈34%
憲法55%

初回診断(7/12)と、その後に解いた248問から算出しています。

資料解釈だけ手が薄くなっています。初回診断でも先に確認する目安が出ていた分野です。来週の重点に入れておきました。
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ふりかえり / ヒートマップ・習熟度

担任講師がやっていたこと:定期的に進捗を確認し、遅れや偏りを指摘する。

AIがやること:解いた記録から自動で集計し、手薄な分野を翌週の計画に自動で戻す。

ヒートマップ・習熟度バー・手薄分野の検出ロジック 解答ログ(サーバ採点済み・本番稼働中)
  • 点数・偏差値・合否可能性は出しません。「分野別の目安」として3段階で示すだけにしています。根拠の薄い数字を出すと、外れたときにサービスの信頼を失うためです。
  • AIは「あなたは資料解釈が苦手です」と断定しません。「初回診断では、資料解釈を先に確認する目安でした」と、いつの何にもとづくかを必ず言います。
  • この画面はヒートマップが最も効くと見ています。学習が続かない人ほど「続いている実感」が要るためです。

④ AI先生相談室 ― 自分の状況を覚えている相手に聞ける

担任講師がやっていたこと:Zoomの個別カウンセリング(事前予約制・回数無制限)と、科目についての質問対応。

AIがやること予約なしで、24時間、すぐ答える。質問対応の部分はここで代替します(面談そのものは代替しません → §5)。

AIチャットの実装・プロンプト(本番で稼働中の資産) 相談室のガワ(/ai-sensei・実装済み) 解説データ・単元データ カルテ文脈の受け渡し(機能別の情報制限)
ここは作り込みの難所です

AIに本人の情報を渡すほど「覚えている感」は出ますが、渡しすぎると事故になります。設計では機能ごとに渡してよい情報を限定しています(例:問題を解いているときのAIには、志望自治体も試験日も渡さない/論文添削のAIには、数的処理の診断結果を渡さない)。氏名・メール・電話・学校名・勤務先はカルテに保存すらしません。

解き方が分からない計画どおり進まない 科目の優先順位使い方を知りたい
仕事が忙しくて今週ほとんど進みませんでした。どうすればいいですか 今週は3時間の予定に対して45分でしたね。まず、詰め込んだ分を来週に足すのはやめましょう。続かなくなります。

試験日まで218日あるので、今週の遅れは十分に取り返せます。来週は「資料解釈だけ」に絞って組み直しておきます。1日15分でも週で2時間近くになります。 いま見ている情報:週の学習時間の申告値/今週の実績/試験日
資料解釈って捨ててもいいですか? 特別区Ⅰ類だと資料解釈は毎年4問出ていて、教養40問のうちの1割です。ここは捨てないほうがいいです。

ただ、全部やる必要もありません。構成比と増減率の2パターンで、過去5年の出題の7割を占めています。まずここだけやりましょうか。 いま見ている情報:志望先の出題データ(過去5年)
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AI先生 相談室(/ai-sensei

⑤ 初回カウンセリング ― 担任の初回面談にあたる部分

勉強にあてられる時間

平日 1日あたり
15分30分1時間2時間以上
休日 1日あたり
30分1時間2時間3時間以上
勉強しやすい時間帯(複数可)
通勤中休日まとめて

週あたり 4時間30分 として計画をつくります

通勤中に勉強される方が多いので、1回10〜15分で終わる単位に切ってお出しします。
次へ
あとで設定する

初回カウンセリング(全4ステップ)

担任講師がやっていたこと:Zoomの初回面談で、志望先・試験日・使える時間・得意不得意・生活環境を聞き取る。

AIがやること会話ではなく、4ステップのフォームで聞く。AIが会話で聞き出すのは、答えに矛盾や不足があったときの追加1問だけにします。

なぜ会話形式にしないのか

会話でヒアリングするAIは体験としては新しく見えますが、入力に時間がかかり、答えが構造化されず、途中でやめられるという三重の弱点があります。計画づくりに必要なのは決まった5項目だけなので、フォームで取るのが速くて確実です。各ステップで下書き保存し、途中でやめても続きから戻れます。

  • その前に20問・約20分の診断テストがあります(分野別の現在地を測るため)。診断もカウンセリングも必須にはしません — 価値を感じる前に入力を強制すると離脱するためです。「先に問題を解いてみる」を必ず横に置きます。
  • 志望先を選ぶと、公式の試験日と残り日数が自動で入ります(130自治体分を本番に持っているため)。

⑥ AI週次レポート ― 日曜の夜に届く

担任講師がやっていたこと:定期面談での進捗確認とコメント。

AIがやること:週に1度、実績をまとめて次週の調整案まで出す。LINEで通知すれば、アプリを開かない週があっても接点が切れません。

AIレポート生成(本番で稼働中の資産) LINE配信基盤(実装済み・稼働中) 解答ログ・単元データ
  • サボっている人を責める文面を書かせません。この種のサービスで最も解約に効くのが罪悪感を煽る通知だからです(設計上の禁止事項にしています)。
  • 離脱しかけている人の検知(何日開いていないか)と、その人向けの声かけは分けて設計します。

7月20日 — 7月26日

4

学習した日

86

解いた問題

3.2h

学習時間

よかったこと

判断推理の対応関係が、先月の5割から8割まで上がりました。

通勤中の学習が4日続きました。すきま時間の使い方が定着しています。

来週の調整

資料解釈が2週間あいています。来週の重点に入れました。

木曜の予定が3週続けて未達なので、木曜の分を土曜に寄せました。

計画は自動で組み直してあります。変更したい場合は計画画面から調整できます。

来週の計画を見る
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AI週次レポート(LINE通知+アプリ内)

4. それぞれのデータはどこから来るのか

「キヨさんのシステムを入れる」といっても、丸ごと動かすのではありません。画面と AI の作り方をもらい、中身のデータは Educare のものを流し込む形になります。

構成要素キヨさんから受け取るものEducare 側で用意するもの
今日のタスク/週の計画 タスク一覧・チェック・繰越のUI 何を出すかを決める計画エンジン(単元の出題頻度・残日数・使える時間・弱点から算出)
目標・ロードマップ 目標編集画面・ロードマップUI・カリキュラム雛形の考え方 試験日(130自治体)・科目構成・単元マトリクス95単元
ふりかえり ヒートマップ・習熟度表示・手薄分野の検出ロジック 解答ログ(サーバ採点済み・本番稼働中)
AIチャット 本番で使っているプロンプトと出力の作り/失敗時の逃がし方(今回もらうもので最も価値が高い) 解説データ・単元データ・本人の学習状況(渡す範囲を限定)
AIレポート レポート生成の作り 週次の実績集計・LINE配信基盤(実装済み)
技術的にはつながる見込みが高い

キヨさんのシステムと Educare のマイページは、使っている技術がほぼ同じです(どちらも React + TypeScript + Vite + Tailwind CSS v4)。バージョン差はありますが、画面部品はデータの取得部分を差し替えるだけで動く見込みです。だから「APIを新しく作ってもらう」必要はなく、キヨさんの開発工数もほとんど使いません。

ただし、受け取る前に潰すべき点が仕様書に明記されています

キヨさんのシステムは、①本番と検証環境が同じデータベースを共有している ②招待コードと共有リンクが認証なしで読める設定になっている ③ログインさえすれば他人のアップロード画像が読める設定になっている、と仕様書に書かれています。いずれもそのまま持ち込んではいけない部分で、Educare 側に移すときに作り直します(キヨさんを責める話ではなく、塾内クローズド運用ならこの設定で足りるという判断だと理解しています)。

5. 今回やらないこと(スコープ外)

合格フルサポートの提供内容今回理由
個別学習計画の作成AIで代替する本構想の中心
定期的な進捗確認AIで代替する週次レポート+計画の自動組み直し
科目の質問対応(回数無制限)AIで代替する相談室チャット。予約不要・24時間という点ではむしろ上回る
論文添削(回数無制限)別ラインで進行中Educare 側で開発中。今回の連携とは別
面接対策・模擬面接(回数無制限)別ラインで進行中AI面接として別途開発中
Zoomでの個別カウンセリングやらない人が出る前提の機能。代替せず、そもそも提供しない
担任講師によるコメントやらない同上
講師・教室の管理コンソール今回は取らないキヨさん側にはあるが、AIが担任を務めるので不要。ただし将来 自治体・大学へ卸すときには効くので、第2弾として残す

6. 決めてほしいこと

1

キヨさんへの依頼内容 ― 「API開発」ではなく「コードと実装知」でよいか

お願いするのは、①staging リポジトリの読み権限 ②AI部分(プロンプト・出力形式・使用モデル・失敗時の処理)の引き渡し ③画面部品の移植許諾 の3点です。API開発は依頼しません(技術的に不要と判断したため)。この方針でキヨさんに話を持っていってよいか。

なぜAPIにしないか:APIで繋ぐと、学習データが Educare 側と キヨさん側の2箇所に分かれます。計画づくりに必要なデータ(問題の出題頻度・解答ログ・試験日)はすべて Educare 側にあるため、キヨさん側に置くと毎回こちらから送る二重管理になります。
2

権利関係の整理

対象システムは seldy-lms(別名 okke-road)です。これがキヨさん個人の資産なのか、別のクライアント案件なのかによって、扱いが変わります。新法人(praxia)の持ち寄りの議論と直結するため、そちらと一体で扱うか、今回は単発の技術提供として切り離すかの判断が要ります。

3

いつ出すか

現在の開発計画では、この AI先生は3番目のリリースに置いています(1番目=問題集の一般公開、2番目=AI論文添削、3番目=AI先生)。キヨさんの資産が入るなら前倒しできますが、「まず問題集で公開して学習データを貯める」という方針を動かすかどうかの判断です。

4

AIの利用契約(先行して必要)

AIチャットを本番で動かすには、Google の AI を有料プランで契約する必要があります(無料枠は入力データの扱いの点で商用利用に適さないことが確認済み)。どの連携方式を選んでも必要になる前提で、ここが決まらないとAIチャットは着工できません。

1と2が決まれば、すぐ着手できること

キヨさんの資産と、こちらの既存設計(1,300行の設計書が確定済み・実装はこれから)の差分表を1枚つくるところから始めます。「どれをもらい、どれを捨て、どれはこちらの設計を優先するか」を決める作業です。ここが決まれば、あとは計画エンジン → 画面移植 → AIチャット接続 の順で進みます。