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図解の再現 → リライト 試作4問

敏指示(2026-07-28)「原本は見せてよい。再現がベースにないとリライトもへったくれもない」を受けた方式転換の実物。
原本 → 再現 → リライト後を並べた。判断してほしいのはリライトの距離感が権利上妥当か図として成立しているかの2点。

結論

情報の欠落は直った。クリーンルーム方式(原本をレンダラに見せない)では落ちていた 太線・順序・斜線が、原本を見せた再現では捕捉できている。以下の4問で現物を確認できる。

ただし「解けるか」は測れなかった。リライト後の図をAIソルバに解かせて正答と照合する検査を組んだが、 対照実験で原本画像を見せても 0/4 だった。判断推理の難問はモデルが単純に解けないため、 ソルバの成績は図の品質ではなくソルバの能力を測ってしまう。この検査は使えない。

したがって図の最終検品は人間の目視から外せない。機械で担保できるのは幾何の忠実性(描いたSVGから数値を読み戻して照合)までで、 「同じ問題として成立しているか」は人が見る必要がある。今日の4問は私が手で見比べて判定できたが、AIには判定できなかった。

訂正(2026-07-28 追記)。初版はページ生成の不具合で、②「再現」の欄にも③「リライト後」を表示していた。 つまり同じ画像を2回並べていた。本版で修正済み。

リライト処理自体は正しく効いていた。トーナメントの例では線幅が 1.4 / 4 / 1(再現・原本由来)から 1.6 / 3.4 / 1.6(自社トークン)へ置換されている。 ②と③を見比べれば、幾何は同一で線の太さだけが変わっていることが確認できる。

方式の転換

 v1(クリーンルーム)v2(再現→リライト)
レンダラの原本参照禁止
座標・角度・寸法書くな取る(答えを決めるデータ)
線種・太さ書くな取る(太線=勝ち進んだ結果)
順序・位置実質書けない取る
フォント・配色・線幅の実値・余白書くな取らない=自社スタイルで置換

v1が壊れていた原因は現物で特定済み。抽出プロンプトが「座標・線の太さ・フォント・余白・レイアウトは書くな」と 指示しており、太線の欠落はモデルの怠慢ではなく指示への服従だった。「太線」は線幅(表現)であると同時に 「勝ち進んだ結果」(意味)でもあるのに、この二重性が切り分けられていなかった。

部屋割り図 特別区 R7 No.15/kind=grid

v1でも合格した唯一の型

次の図のような 3 階建てのアパートがあり、A〜Iの 9 人がそれぞれ 異なる部屋に住んでいる。今、次のア〜オのことが分かっているとき、確実にいえ るのはどれか。 ア Aが住んでいる部屋の隣には、Bが住んでいる。 イ Bが住んでいる部屋のすぐ上には、Cが住んでいる。 ウ Dが住んでいる部屋のすぐ上には、Eが住んでいる。 エ Bが住んでいる部屋の隣には、Fが住んでいる。 オ GとHは同じ階の部屋に住んでいる。 3 階 301号室 302号室 303号室 2 階 201号室 202号室 203号室 1 階 101号室 …

① 原本(該当ページ全体)

原本ページ

この中の【No.15】の図が対象。ページ全体なのは、図だけを自動切り出しすると失敗して図を失うため。

② 再現(原本の線幅のまま)

301号室302号室303号室201号室202号室203号室101号室102号室103号室3階2階1階

原本を見て幾何・数値・順序・印を構造化データとして抽出し、そこから描画。線幅は原本由来のまま。

③ リライト後(自社スタイル適用)

301号室302号室303号室201号室202号室203号室101号室102号室103号室3階2階1階

幾何は②と完全に同一。線種・線幅・配色・フォントだけを自社トークンで置換した。原本のスタイル値は幾何モデルに入っていないので、構造上ここが唯一の表現源。

捕捉した印: [{"mark_type": "太線", "targets": ["ground_line"], "meaning": null, "meaning_source": "none"}, {"mark_type": "実線", "targets": ["top", "bottom", "left", "vertical_1", "vertical_2", "horizontal_1", "horizontal_2"], "meaning": "部屋の外枠および部屋間の区切り", "meaning_source": "figure"}]

原本画像で解かせる: 1 リライト図で解かせる: 4  正答=4

ごみ当番の日程表 特別区 R7 No.13/kind=table

v1では12・26が消えた

共同生活をしているA〜Fの 6 人が、次の表のように、月曜日から始まる 4 週間分の資源とごみの当番表を作成することになった。この地域の収集日は、月曜 日は容器包装プラスチック、火曜日と木曜日は燃やすごみ、水曜日は資源、第 1 、第 3 金曜日は燃やさないごみとなっている。今、 2 人一組で各人が 6 日ずつ、当番を担 当するに当たり、A〜Fの各人は、次のような要望を出している。これらの要望を全 て満足するように当番表を作成したとき、確実にいえるのはどれか。 A 木曜日は全て担当したい。Dと組むことができないが、そ…

① 原本(該当ページ全体)

原本ページ

この中の【No.13】の図が対象。ページ全体なのは、図だけを自動切り出しすると失敗して図を失うため。

② 再現(原本の線幅のまま)

資源とごみの当番表曜日月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日種別容器包装プラスチック燃やすごみ資源燃やすごみ燃やさないごみ第1週第2週第3週第4週123458910111215161718192223242526

原本を見て幾何・数値・順序・印を構造化データとして抽出し、そこから描画。線幅は原本由来のまま。

③ リライト後(自社スタイル適用)

資源とごみの当番表曜日月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日種別容器包装プラスチック燃やすごみ資源燃やすごみ燃やさないごみ第1週第2週第3週第4週123458910111215161718192223242526

幾何は②と完全に同一。線種・線幅・配色・フォントだけを自社トークンで置換した。原本のスタイル値は幾何モデルに入っていないので、構造上ここが唯一の表現源。

捕捉した印: [{"mark_type": "斜線", "targets": ["week2/fri", "week4/fri"], "meaning": "当該金曜日のセルを対角線で二分する印。設問文では第1・第3金曜日のみが燃やさないごみの収集日と定義されている。", "meaning_source": "stem"}]

原本画像で解かせる: -1 リライト図で解かせる: -1  正答=0

トーナメント表 特別区 R5 No.10/kind=tournament

v1では太線が完全に落ちた

A〜Fの 6 チームが、次の図のようなトーナメント戦でソフトボール の試合を行い、 2 回戦で負けたチーム同士で 3 位決定戦を、 1 回戦で負けたチーム 同士で 5 位決定戦を行った。今、次のア〜エのことが分かっているとき、確実にい えるのはどれか。ただし、図の太線は、勝ち進んだ結果を表すものとする。 ア Bは、 0 勝 2 敗であった。 イ Cは、Cにとって 2 試合目にEと対戦した。 ウ Dは、Eに負けて 1 勝 1 敗であった。 エ Fは、 1 勝 2 敗であった。 優勝 3 位 5 位 2 回戦 1 回戦…

① 原本(該当ページ全体)

原本ページ

この中の【No.10】の図が対象。ページ全体なのは、図だけを自動切り出しすると失敗して図を失うため。

② 再現(原本の線幅のまま)

優勝2回戦1回戦3位5位

原本を見て幾何・数値・順序・印を構造化データとして抽出し、そこから描画。線幅は原本由来のまま。

③ リライト後(自社スタイル適用)

優勝2回戦1回戦3位5位

幾何は②と完全に同一。線種・線幅・配色・フォントだけを自社トークンで置換した。原本のスタイル値は幾何モデルに入っていないので、構造上ここが唯一の表現源。

捕捉した印: [{"mark_type": "太線", "targets": ["主トーナメントの勝者が進む経路", "3位決定戦の勝者が3位へ進む経路", "5位決定戦の勝者が5位へ進む経路"], "meaning": "勝ち進んだ結果を表す", "meaning_source": "stem"}, {"mark_type": "細い実線", "targets": ["各試合のもう一方の参加者側の枝", "順位決定戦の非勝者側の枝"], "meaning": "対戦枝・参加者の接続を表す。勝敗上の意味は設問で明示されていない。", "meaning_source": "none"}]

原本画像で解かせる: -1 リライト図で解かせる: -1  正答=4

あみだくじ 特別区 R7 No.14/kind=route

v1では順序が無く本数だけだった

次の図のようなあみだくじのBとCの縦線の間にある直線を 1 本 消去したとき、確実にいえるのはどれか。 A B C D E 当たり 当たり…

① 原本(該当ページ全体)

原本ページ

この中の【No.14】の図が対象。ページ全体なのは、図だけを自動切り出しすると失敗して図を失うため。

② 再現(原本の線幅のまま)

ABCDE当たり当たり

原本を見て幾何・数値・順序・印を構造化データとして抽出し、そこから描画。線幅は原本由来のまま。

③ リライト後(自社スタイル適用)

ABCDE当たり当たり

幾何は②と完全に同一。線種・線幅・配色・フォントだけを自社トークンで置換した。原本のスタイル値は幾何モデルに入っていないので、構造上ここが唯一の表現源。

捕捉した印: なし

原本画像で解かせる: 4 リライト図で解かせる: 2  正答=1

トーナメント表 — v5(最終) 敏指摘「左側の2回戦の部分だけ細い部分があるはず」を反映

指摘どおりだった。原本の左group 2回戦ブラケットを拡大して確認すると、 横線の左半分=太/右半分=細/右脚の縦線=太になっている。

意味も通っている。不戦勝チーム(左脚)が2回戦に勝ったので勝者側の横線だけが太く、 1回戦勝者は縦線こそ太い(1回戦に勝ち進んだ結果)が、2回戦横線の右半分は敗者側の接続なので細い。 右groupは勝者が上昇点から遠い側にいるため横線全体が太で正しく、左右非対称なのが正解だった。

修正: 1本のパスで太く描いていた e04 を「縦線(太)」と「横線右半分 e04j(細)」に分割。 C1〜C3再検査 全通過。

① 原本の図

原本の図

実測: 細1.5px/太4.5px・比3.0。左group 2回戦横線の右半分が細い。

② 初回のやり直し版(NG)

初回版

入れ子の崩れ+PNG縮小で太細差が潰れていた。

③ v5(最終・SVG直接埋め込み)

優勝3位5位2回戦1回戦

入れ子・脚長差・太/細比3.0・左group 2回戦横線右半分の細線まで原本に合わせた。

今回までに直した3点の記録

敏の指摘真因恒久対策
1. 細い線の行き先がおかしい入れ子構造が潰れて模式図になっていたプロンプトに比率・入れ子の保持を明記
2. 太線と細線の差が再現されていないrestyleが太線を細らせ(比2.9→2.1)+PNG縮小で細線消失比3.0をトークンで保存+SVG直接埋め込み+C4線幅実測検査
3. 左の2回戦だけ細い部分があるはずe04を1本のパスで全部太く描いていた(勝敗の左右非対称を見落とし)枝を勝敗の意味単位で分割(e04=太/e04j=細)

共通する教訓: 3件とも機械検査(C1〜C4)は通っており、原本との一致は敏の目視だけが捕まえた。 図の最終検品に人間の目視は外せない。

敏に決めてほしいこと

  1. トーナメント表のやり直し版の目視判定。枝の識別子化と3検査を実装して再構築済み(上のセクション)。機械検査は通ったが、原本との一致は目視でしか判定できない。
  2. リライトの距離感が権利上妥当か。幾何を忠実にする以上、見た目は原本に近くなる。 線種・線幅・配色・フォントの置換で足りるのか、レイアウトまで変えるべきか。ここは私が判定できる範囲を超える。
  3. 図として成立しているか(人間判定)。AIソルバでは測れないと分かったので、目視の基準は敏の側にある。 4問を見て、受験生に出せる水準かを見てほしい。
  4. 目視の抜き取り率。図を参照する問題は1,166問あり全数目視は非現実的。 機械で幾何忠実性を担保し、目視は層別の抜き取りに絞る設計になる。どの程度の比率で見るか。

作成: 2026-07-28 / 出典: kakomon_db/reproduce_pilot_out.json・対照実験 control_out.json
②と③は同一の幾何モデルから描いており、③はそれに自社スタイルを適用したもの。原本はレビュー用に並べたもので、noindex の社内面のみ。